HMC(ハワイ州NP法人メンタルカウンセラー協会)では、月に一回、勉強会を実施しています。
HMC準拠となる東京ビジネスカウンセラー学院の卒業生や生徒が会員となり、毎月様々なテーマをあげ、心理学を中心とした学びを深めています。
今月のテーマは『災害時に役立つカウンセリングについて』
新型コロナウィルスが世界的に大きな脅威となり、災害というとらえ方として見られるようになっています。
災害とは突如としてやってきて、大切なものを失ったり、強引に価値観を変容させられるような出来事です。
私達カウンセラーは災害時、どんな視点をもってカウンセリングを行っていけばよいのでしょうか?
勉強会の内容を一部ご紹介いたします
世界的な影響を与えているコロナウィルスですが、一体具体的にどのような影響があり、これからどんな風に変わっていくのか、カウンセラーは我がこととして、その社会情勢について理解し、アンテナをはっていく必要がある、そんな話合いがなされました。
例えば、リモートワークについて。
リモートワークができるようになったことは価値のあることかもしれませんが、家にいる時間が長くなったことで、精神的な影響が出ている人は多くいます。
一人でいることの不安に耐えられない人もいるでしょう。今までは出来ていた仕事と家庭との両立ができなくなり、いら立ち、自信を無くし体調を崩す方もいらっしゃいます。その矛先が子どもに向いてしまい子供のストレスが増大してしまう事も起きています。
夫婦間ではDVなど深刻な状況も起きているようです。
また、今までは、物質に価値が見いだされてきました。経済的な豊かさというのでしょうか。
しかしオンラインが普及したいま、たとえば小さな部屋から発信されたYouTubeが人々の心をとらえることも、もう驚きではありません。大きなスタジオから発信される情報と住宅の個室から発信される情報も、内容の真価を問われる時代となってきました。
アフターコロナでは社会情勢が変化し価値観が大きく変わります。そこで、その変化に対応したカウンセリングが出来る事が大事なのです。
これはほんの一部で、ほかにもたくさん先生方より貴重なお話を聴くことができました。
参加者みなが、勉強不足である点をみなおしたり、知らないことを知っていく努力をしよう、そんなことを感じたと思います。
勉強会にご興味のある方はホームメンタルカウンセラー協会ホームページをご覧ください。
https://www.homemental.org/information/
(記事担当 インターン 小室 知津子)