2月の勉強会が先日行われました。テーマは「SNSカウンセリングの実際」です。

進みつつあるSNSカウンセリング

 

現在、SNSを使ったカウンセリングの重要性が注目され、各省庁や自治体はSNSを使ったカウンセリングを導入し、心の問題に取り組む場が増えてきました。

そこで活動しているのが、SNSカウンセラー（心理カウンセラー）です。

東京ビジネスカウンセラー学院の卒業生や、当協会所属のカウンセラーも、時代の最先端ともいえるSNSカウンセリングの現場で活動をしています。

これまでの公的機関をはじめとした相談窓口や、一般的なカウンセリングルームでのカウンセリングは、対面や電話、メールを使ったものが主流でした。

けれども、現在の若者の多くは、SNSを介してチャットなどでコミュニケーションを行っています。

つまり、若者と従来の相談窓口の間にミスマッチが起きていて、若者が相談しにくい状態が続いていたのです。

その状況がここ数年で変化し、現在の生活スタイルに合わせてカウンセリングも変化してきているのです。

 

勉強会の様子

 

勉強会では、当学院の代表の朝妻先生が、実際の現場ではどのようなカウンセリングが行われているかを教えてくださいました。

そして朝妻先生が相談者に扮し、参加者はカウンセラー役となり、ZOOMのチャット機能を使って模擬カウンセリングを行いました。

参加者からは

「実際に行ってみるととても難しい」

「情報が限られているのでクライエントを理解しづらい」

「チャットを使い慣れない」

といった感想が多く聞かれました。

SNSカウンセリングは、対面や電話をつかったカウンセリングと違い、相談者の表情や声の様子などから情報を得られません。

実際の会話とは違い、チャットが時間差でくるなど、やりとりがスムーズにいかない事もあります。

若い子が打つタイピングの速さについていけるだけの、タイピングスキルも必要になります。

こういったSNSカウンセリングの難しさを体験できた貴重な勉強会でした。

 

当学院の「SNSカウンセリング講座」