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2021.05.27 

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脳科学&認知行動療法士コース 第2回 「学習」と「記憶」について

脳科学&認知行動療法士コース 第2回は「学習」と「記憶」について学びました。

認知行動療法の「認知」とは物事をどう受けとめ解釈するか、ということです。

私たちは同じ出来事を体験しても、人ぞれぞれ違った受け止め方や解釈をしています。

例えば、ここに小さな子犬がいたとします。

Aさんは、「なんてかわいい子犬なんだろう」と思いました。

Bさんは「噛まれるから近寄らないで」と思いました。

同じ子犬を見て、Aさん、Bさんの子犬に対する受け止め方はまるで違います。こういった受け止め方や解釈の違いはなぜ起こるのでしょうか。

実はこの違いは、過去の体験による「学習」と「記憶」によるものなのです。

Aさんは、小さいころから動物はかわいいものだ、と周囲の大人たちから教わりました。実際犬を飼っており、犬が大好きでした。

Bさんは、小さいときに目の前でお友達が犬にかまれるところを見てしまいました。それ以降、犬が怖くて仕方がありません。それだけでなく動物すべてが怖いので、遠足で動物園に行くときはお休みをしたり、友人と出かけるときは、動物がいる場所を避けてきました。

2人は実際の体験からの記憶と、そこから学習したことで、「犬」についてそれぞれ違った認知をしている、ということになります。

認知行動療法では、この認知があまりにも偏っていたり非現実的である場合、その認知が生きづらさを作っていると考えて、その認知をより良いものへ変えていこうというものです。

Bさんのように犬にかまれた友人を見てしまった体験から、動物全般を怖いと避けて生活するのは少し大変ですね。

そんな時に、「動物は確かに噛むかもしれないが、すべての動物が噛んだり攻撃してくるわけではない。正しい知識をもてばそこまで避けることもないだろう」こんな風に考えることが出来れば、過度に動物を避けることなく、もう少し楽に暮らせるかもしれません。

認知行動療法を行う上で、認知が作られる仕組みを知ることは重要です。

また第2回では、記憶の種類や記憶にまつわる脳の働きも学習します。

脳科学を学びながら認知行動療法も学べる当学院の資格コースは内容も充実し、とても楽しい講座です。

是非、引き続きブログも楽しみにしていてください。

脳科学&認知行動療法士コースにご興味のある方は当学院のホームページをご覧ください。

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(記事担当 講師 小室 知津子)