心理カウンセラー資格プロコースでは、様々な心理学や心理療法を学びます。
今回は、「ニセモノの感情」について学びを深めました。
「ニセモノの感情」って?!
感情にホンモノとかニセモノとかあるの?!
実は、あるんです。
私たちは、意識しないところで、このニセモノの感情を使って問題解決をしているのだそうです。
でも、ニセモノの感情を使っても、本当の問題解決にはならず、それがさらに行き詰まりの原因や生きづらさにつながってしまうそうです。
どういうことか、例をあげて説明しますね。
ある女性は、とても大切に思っている恋人がいるのですが、最近彼の仕事が忙しく、デートの回数もどんどん少なくなっていました。
「彼は仕事ばっかり!私の事なんて構ってくれやしない。私の事なんて、嫌いになったのよ!あー、イライラする」
そんな時、久しぶりに彼と会うことになりました。
彼女は彼に会うなり、「何で最近私と会ってくれないの?仕事がそんなに大事なの?」と怒りをぶつけ、泣きわめいてしまいました。
彼は、泣きわめく彼女をなだめ、仕事で構ってあげれなかったことに気付き、謝りました。
でも、彼女の怒りは消えませんでした。
だって、本当は怒っていたのではなく、寂しかったのですから。
そして彼の方も、謝ったものの、泣きわめかれるし、彼女の子どもっぽい行動にモヤモヤしてしまいました。
ここで、彼女が使った「怒り」という感情こそが、ニセモノの感情になるのです。
ニセモノの感情が作られるまで
ニセモノの感情は、幼い頃に親や周囲の大人の影響で身につけてしまった感情で、背後には人をコントロールする目的が隠されているのだそうです。
実は彼女は、幼い頃、両親の仕事が忙しく、寂しい毎日を送っていました。
幼い彼女は、両親に対して「寂しい」と言ってはみたのですが、
「仕方がないでしょ。忙しいのだから。めそめそしないで」と相手にされなかったのです。
仕方なく、彼女はぐっと寂しさをこらえ過ごしていたのですが、ある日、とうとう耐えら切れなくなり
「みんな私の事なんでどうでもいいんだ!」と怒りをぶつけてみました。
あまりの剣幕に両親もびっくりし、彼女に注意を向けてくれました。
なるほど、怒ればいいのね。
こうやってニセモノの感情は作られるのだそうです。
そして、彼女は大人になった今も、ニセモノの感情を使い、問題を解決しているのです。
でも、これ、先ほども言ったように、ニセモノですから、本当の気持ちが癒されるわけではないんです。
そして彼も、彼女の子どもっぽいやり方にうんざり。
ニセモノの感情は、相手をコントロールし人間関係のトラブルを招いたり、その場にふさわしくない幼稚な行動を招き、結局自分自身の幸せを妨げてしまうのです。
もし、彼女が
「会えなくて、寂しかったな・・・」
と言えたら、もっと良い関係の2人になるかもしれませんね。
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(記事担当 小室 知津子)