【管理職必見】リーダーの人間力を養う効果的なプログラムとは

企業が成長するためには良い人材が不可欠ですが、チームとして機能するためには有能なリーダーの存在が必要でしょう。 部下を管理するためにはさまざまな人間力が要求されます。そして、その力を身に付けるために重要なのは社員教育です。 この記事では、リーダーに必要な人間力を解説し、その育成方法についても紹介していきます。


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リーダーに必要な人間力6つ

リーダーに求められている人間力について、6つに分けて詳しく解説します。

業務管理能力

リーダーになると、実務だけではなく業務管理を任されるようになります。

さまざまな進捗状況を確認しながらスケジュールを管理し、定められた期日は確実に守らなければなりません。

また、部下への適切な仕事の振り分けをすることによって、チーム内の作業効率を高めることができます。

そのためには一人ひとりの能力や個性を把握して、状況に合わせた依頼を行う必要があるでしょう。

さらに、円滑に情報を共有するためには、メンバーとの関係を良好に保つためのスキルも要求されます。

仕事を自主的に取り組めるよう環境調整することも大事ですが、期日を厳守するためには作業進行を適宜確認することも重要です。

このように、業務管理能力には作業的な管理以外にも、チーム内の人員の能力や状況を把握するための観察力が必要になるでしょう。

判断力・決断力

さまざまな場面ごとに、リーダーは判断や決断を繰り返しながら物事を進めていかなければなりません。

優柔不断で対応が遅れてしまってはスムーズに仕事も進まなくなるため、重要な能力のひとつといえるでしょう。

また、そのような率先した行動はチーム全体を牽引するためにも必要です。

頼りになるリーダー像を示すことができると、部下たちからも信頼され安心感を与えることができます。

結果として全体の士気が高まり生産性の向上にもつながるでしょう。

柔軟性

先ほどの判断や決断を行う際にも重要となるのが、臨機応変で柔軟な考え方です。

仕事を進める上では、不確実なことや変化の多い状況にも遭遇するでしょう。

そのようなときこそ、固定概念にとらわれずに対応できる力が重要になります。

また、自力で考えて突破する力もときには必要ですが、部下の意見を積極的に取り入れる柔軟性もあると、チームとして問題解決に当たることができるでしょう。

意見を聞いてもらえる部下としては、自主性が芽生えるきっかけにもなるため、寛容に話を受け入れられるリーダーは積極性の高いチームを作りやすくなります。

コミュニケーション力

リーダーは人を動かすことで仕事を進めていくため、部下一人ひとりと良好な関係を築くためにコミュニケーション能力は欠かすことができません。

部下との対話を通じて、その人の知らなかった能力を見つけ、チーム構築に役立つ可能性もあるでしょう。

意思疎通や的確な指示力も大切ですが、コミュニケーションとしては相手の話を聞く傾聴のスキルも重要になります。

特に時間に余裕がないときには注意が必要です。

質問や相談を持ちかけた相手に対して、話を途中で遮るような対応をしては、円滑なコミュニケーションができているとはいえません。

タイミングが悪いことを説明して、後からきちんと聞く時間を設けるなど、関心を示す姿勢が大事になります。

また、チーム内だけではなく各部署との連携を図ることもリーダーの大切な役割です。

ときには社外とやり取りすることもあるでしょう。さまざまな状況下で、高いコミュニケーション力を発揮してこそリーダーは務まるのです。

部下の育成力

部下のモチベーションと力を伸ばす能力は、各個人やチームを成長させるために必要なスキルです。

コミュニケーションを取りながら気持ちや意思を把握し、個人やチームでの最適な目標を設定することでも士気を高めることができます。

また、現在よりも高いスキルが要求される業務を任せるためには、あわせてコーチング、ティーチングのスキルが必要になるでしょう。

コーチングとは、部下が自発的に行動するように働きかけることで、やる気と能力を引き出すスキルです。

それに対してティーチングは、リーダーが有している仕事のノウハウを部下に教える行為で、理解しやすく仕事に活かせる指導方法が求められます。

広い視野で考える力

いち早くチームの課題を見つけ、問題解決の糸口を掴むためには、常に部下や上司、顧客など相手の立場になって考える必要があります。

さまざまな見方ができると、相手に寄り添うこともでき、トラブルを未然に防ぐこともできるでしょう。

いわゆるリスクマネジメントという観点でも、視野を広く保ちながら適切な答えを導き出す能力は重要なのです。

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社内でのリーダー育成を成功させるポイント

初めからリーダーに必要とされる人間力を持っている人はいません。

十分な能力を身につけるためには成長していくことが重要ですので、社内で育成するためのポイントについて解説します。

中長期的に育成をする

個人差はあるものの、ごく短期間の育成でリーダーに必要な力を身に付けるのは、不可能といっても過言ではありません。

リーダーになるというタイミングで育成を開始するのは遅い可能性があります。

次期リーダーということを見据えて、中長期的な視野を持つことが大切で、3年後に指揮を任せられるように育成を行うといった計画性が必要になるでしょう。

そして社内全体で育成に取り組めるよう、サポート体制の構築が重要です。

そのためには、組織内の意識や目標を確認して、現実的で具体的なゴール設定を行うと良いでしょう。

研修・OJTの実施

育成を行うためには、学ぶ機会を確保することが必要になります。

リーダーに必要な能力を鍛えるためには、研修や実務を通して体験するOJTが有効です。

研修の中には、社内だけではなく専門会社に外部委託して行う方法もあるので、会社にとって最適な手段を選ぶと良いでしょう。

いきなり難易度の高い内容から始めても吸収しにくいため、段階的にステップアップしていくような計画立てる必要があります。

リーダー研修後のフォロー

知識を得ることができても、実際に活かせていなければ意味がありません。

研修をただのイベントとして終わらせないためにも、知識を現場で実践できているかを評価し、振り返りを行う必要があります。

問題点や不十分な箇所があれば改善につなげ、PDCAサイクルを回すように働きかけていきましょう。

また、リーダー研修を受けている人材のモチベーションを維持させることも重要なので、上司や経営者から期待されていることが伝わるような工夫も大切です。

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人間力の向上が伸び悩むリーダー候補を進化させる

同じように研修に参加していても、人それぞれ成長には差が生まれます。

リーダー候補の社員の中には「能力があるのに伸び悩んでいる人」などが現れることもあるでしょう。

社内としても「どうすれば良いか分からない」と頭を抱えることもあるのではないでしょうか。

原因のひとつとしては、候補者の中にあるネガティブな思い込みが、成長を妨げている可能性があります。

これだけ努力していても、自分は成長できないんじゃないか、リーダーとしてやっていけないんじゃないかという思考があると、どうしても向上することができません。

そのようなときは、東京ビジネスラボラトリーの企業研修・セミナーを受講することで、人間力を

こちらでは、心理学のメソッドに基づき、プロの心理カウンセラーが潜在能力を引き出す働きかけを行います。

人間力が向上し、本来の力を発揮できるようになるでしょう。

また、リーダーシップが摂れない、管理職としてうまく働けていない既存社員にも対応可能です。

会社のニーズや環境に合わせてプログラムをカスタマイズでき、社員一人ひとりのポテンシャルを引き出す環境づくりを実施します。

リーダーや管理職の人間力向上でお悩みの場合は、気軽にご相談ください。
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まとめ

リーダーに求められる人間力は、チームや個人を管理する力やコミュニケーションスキル、さらには判断力や柔軟性など、高度な能力が必要とされます。

そのため、候補生の育成には時間がかかり、ときには伸び悩むこともあるでしょう。

社内教育だけでは限界を感じる場合には、状況に応じて外部の専門家に委託する必要があるかもしれません。