心理カウンセラー資格プロコースでは、プロのカウンセラーに必要な心理療法・技法などを多く学びます。

今回の単元は「防衛機制」

防衛機制とは、「誰もが持つ心の安全装置」と言われています。

一体この心の安全装置とはどのようなものをいうのでしょうか。

今回のグループセッションの様子も合わせ、少しだけご紹介したいと思います。

「誰もが持つ心の安全装置」防衛機制って？

 

私たちは、何か受け入れがたい現実に直面した時、無意識に、「自分を守らなくては！」と心の安全装置を使い、自分自身を維持しようとすることがあるんです。

この心の働きを、専門用語では「防衛機制」と呼びます。

例えば・・・

子どもが先生や親に叱られているとき、「聞いてるの？」と聞きたくなるような上の空の状態を見たことがありませんか？自分の経験に思い当たる人もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時の子どもの心の中は、「考えたくもないことは考えないようにしよう」と、苦痛となることから自分を守ろうという心が無意識に働き、いつの間にか違うことを考えている、といったことが起きているかもしれません。これは、「回避」といった防衛機制にあたる場合があるのです。

でも、そんなことばかり続けていると、自分のためにはなりませんよね。そう、この心の安全装置は、一時的に自分を守るのには使ってもいいけれど、慢性的に使う事で、成長を阻んだり、心の病になることもあるのです。

しかし、心の安全装置が悪いといっているのではありません。例えば、直視できないようなつらい体験をした時、その記憶を一時的に心から締め出さないと生きていけない、そんな気持ちになることもあるでしょう。こんな時は一時的に安全装置を使ってその体験を感じない、考えない、記憶にも残さない、そのようにして何とか自分を保ち、その場をやり過ごすわけです。

このように心の安全装置になんとか助けられ、私たちは懸命に生きてきた、ともいえるのです。

グループセッションでは参加者は自分が経験した心の安全装置について振り返ったり、心の安全装置について様々な思いを語りました。
この心の安全装置を理解すると、クライエントの心の状態を見立てるのに役立ちます。
心理カウンセラー資格プロコースでは、このようにクライエントの心の状態を理解するたの知識を多く学び、グループセッションでさらに理解を深め、また自分への気付きを得ることにも挑戦します。

グループライブセッションや、心理カウンセラーセルフ・プロコースにご興味のある方は下記の東京ビジネスカウンセラー学院のホームページをご覧ください。

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（記事担当　インターン　小室　知津子）