脳科学＆認知行動療法士コース第7回では、人の心の根にある深い思考、（絶対的な信念ともいわれる）にアプローチしていきます。

 

人の思考には浅いもの・比較的深いもの・深いもの

があります。

私たちは、何か問題となる状況に直面し、イライラしたり、モヤモヤしたとき頭の中で色々な事を考えます。

その中で、浅い思考はとらえやすいのですが、心の根にある深い思考は、心理学を学んで自らと向かいあったり、カウンセラーのサポートを受けるなどしなければ、見つけることが難しいと言われています。

悩みやストレスを抱えやすい人は特にこの深い思考が偏っていたり非現実的であったり、自分を幸せにするのを妨げていると考えられています。

どういうことか、例をあげてみなさんに少しご説明させて頂きますね。

心の根にある思考とは

例えば、お母さんであるあなたは、忙しい夕食の支度の時間に、子どもから、学校で先生の言うことを聞かず怒られたことを聞きました。

あなたは、とても強い怒りを感じました。

その時浅い思考では

「また、怒られたの！？」

こんな風に思っていました。

少し深い思考は、本人はなかなか気付きにくいものなのですが、掘り下げると見つかるような思考です。

例えば

「やっぱり私の育て方に問題があるんだ。」

そしてもっと深い思考では、

「私は能力がない」と考えています。

実はこの深い思考が、あらゆる出来事に共通して、不快な気分や嫌な考えを引き起こしているのです。

例えば同じ状況に置かれた他のお母さんは、

「怒られるのは子どもの仕事！」というように、楽観性のある認知を持っていたとします。そうすると、先ほどのお母さんと同じ出来事に出会ったとしても、ストレスを感じにくいと思われます。

このような楽観的なお母さんの心の根には、

「私は子どもを愛する能力がある」といった健康的で楽観的な思考があるかもしれません。

認知行動療法では、このように心の根にある思考を見つけ、その思考が自分を幸せにする事を妨げるような思考であれば、よりよい思考へ変えていく作業を行います。

東京ビジネスカウンセラー学院の脳科学＆認知行動療法士は、コースの中で脳科学や認知行動療法、関連するその他の心理学、心理療法の知識を学び、実践を重ねていくことで、クライエントが、心の根にある深い思考を見つけ、変える事が出来るよう、訓練していきます。

もっと詳しく学びたい方、認知行動療法にご興味のある方は学院のホームページをご覧ください。

（記事担当　インターン　小室　知津子）

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